第5回 高校生働くヒト写真コンテスト

「第5回高校生『働くヒト』写真コンテスト」に多数のご応募いただきありがとうございました。
厳正な審査の結果、受賞作品が決定しました。受賞者の皆さん、おめでとうございます。

審査員

アップルフォトスタジオ 代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん
作品全体のレベルが向上している。テーマに沿った写真はもちろんだが、今回の作品は仕事をしている中での「美しさ」を感じた。光の捉え方のうまさが「美」につながっている。高校生にこれだけの作品が撮れることに驚いている。アマチュアの世界を超えている。
有限会社 かかず純マーケットデザイン社
代表取締役
沖縄県立芸術大学 非常勤講師
嘉数 純 さん
今回の作品を見て感じたことは、働く現場の流れの中でありのままに自然の表情が撮れている作品が多い。前回と違う所はカメラ目線が無く、真剣に仕事をしていて飾らない仕事風景が撮れていると感じました。

グランプリ

作品タイトル
匠の技
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 3年
宮平 愛美 さん

詳細
  • 撮影場所
    金細工 またよし
  • 作品説明
    首里にある金細工工房。そこには、私達があまり見たことが無い、房指輪や結び指輪、ジーファなど500年も続く金細工の伝統があった。金細工や、金細工を作る音を首里から無くしたくない、そんな想いが私にも伝わってきた。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
工芸品に対する職人のぶれない「美の誇り」が伝わります。工芸に携わる方の仕事場に流れる、静かでゆっくりとした時間をうまく切り取った作品です。とても完成度が高く、プロの作品と言っても差し支えないですね。高校生でこのレベルの作品が撮れることに驚きを隠せません。

嘉数 純 さん
美しい作品。職人の方の着ている服や、髪の毛の一本一本もきれいにハッキリ写っている。他の作品とは違い縦横の比率が特徴的で撮影機材が気になりました。あえて言えば、もう少し引きでこの工房全体の様子が見たかった。

準グランプリ

作品タイトル
格闘中
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 3年
普天間 皐月 さん

詳細
  • 撮影場所
    一日ばしモータース(具志頭工場)
  • 作品説明
    撮影場所車の修理工場を撮らせていただきました。
    オイルで汚れながらも、重たい部品を扱いながら作業している姿はどこか闘っているように見えました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
力んだ時の筋肉や踏ん張っている足腰がかっこよさを感じる。
見かけだけではない、真剣に仕事をしている姿が伝わってきます。
肌がオイルでメタリックに光る輝かしさがクールで美しい作品です。

嘉数 純 さん
現場の美しさを感じます。脚色していない構図もきれいで、よく撮れていますね。本来なら、レフ板を使い被写体を明るく撮ることもありますが、作らない現場の明暗を活かした美しさが出ていて見事です。

優秀賞

作品タイトル
家族のように
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 2年
吉本 七海 さん

詳細
  • 撮影場所
    知念ファーム
  • 作品説明
    豚舎では沢山の豚にエサをやり、一つ一つの小屋を掃除します。それは、とても重労働できつい仕事です。でも、作業をしている時に、おじさんが豚をなでるのを見て大切に育ててきたんだなと感じました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
昔ながらの養豚業とはこんな感じなのかなというのがすごく伝わる。
個人的には、別の角度から撮った構図でも絵になる作品だと思いました。もう少し豚の顔が写っていてほしかったという気持ちもあるが味がある作品です。

嘉数 純 さん
肩の力を抜いてありのままに撮られている「普段」の存在感が出ていて良いですね。このような写真は顔のアップを撮ることが多いですが、あえて引きの構図にし、全体を見せているのが良いと思いました。

優秀賞

作品タイトル
おいしくなれ
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 3年
島袋 亜弥香 さん

詳細
  • 撮影場所
    那覇市栄町 町田精肉店
  • 作品説明
    早い時間からお客さんが買いにくるので、朝早く仕事場に来て豚を解体していました。
    お客さんに新鮮なものを届けるため、すばやく解体していました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
被写体の笑顔からは仕事に対する楽しさを感じます。見る側を惹きつける魅力ある写真です。後ろの冷蔵庫に貼られているものから、写っている方の親しまれる人柄が伝わる良い作品です。

嘉数 純 さん
個人的に私が思う日本人は、仕事をしている時の姿は真面目で、笑顔を見せない人が多い感じですが、この作品は被写体の笑顔がとても魅力的です。撮影者がこの方の素の笑顔を引き出したのは凄いですね。

特別賞

作品タイトル
おいしいやきとりめしあがれ
受賞者
沖縄県立西原高等学校 2年
島袋 梨里香 さん

詳細
  • 撮影場所
    やきとり大福
  • 作品説明
    ここ、やきとり大福には、おしゃべりが好きな大将がいます。カウンターに座る客は、いつも大将と楽しくおしゃべりしながら、おいしいやきとりを食べて、お酒を飲んで…明るく優しい雰囲気がそこには広がっていました。そんな雰囲気が良いと思い写真を撮りました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
お客さん目線からの構図が良くて、見る側も親しみを感じさせる作品です。お互いのやきとりを受け取る距離感が上手に撮れていますし、大将の笑顔が優しくて、お店の雰囲気が伝わる良い作品です。

嘉数 純 さん
被写体の角度やお客さん目線から店内へと広がっていく構図が、
とても良いですね。お互いのやきとりを取り合う姿に惹きつけられる作品です。

ジェイウォーム賞

作品タイトル
ネコ店長
受賞者
沖縄県立知念高等学校 1年
名嘉 莉央 さん

詳細
  • 撮影場所
    タオル贈答品・肌着 嘉数商会
  • 作品説明
    入るとすぐに目につくタオルのお店があり、そこではネコのみーたんが店長として働いていました。お客慣れし、人見知りしないみーたんはお店の立派な店長でした。みーたんを見ると自然と笑顔になり帰っていくお客さんが沢山いました。
    みーたんは人を幸せにする魔法使いなのでしょうか。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
猫から仕事に繋げるアイデア力が切りとって見える作品で素晴らしいと思います。
背景にある商品からは仕事に対する気持ちや楽しさが伝わります。

嘉数 純 さん
愛くるしい様子で猫が写し出されていて、見る側も惹きつけられます。個人的にモノクロからカラーへの想像が広がり、おもしろい作品だと感じました。

佳作

作品タイトル
コーヒーブレーク
受賞者
沖縄県立久米島高等学校 2年
吉田 鶴愛 さん

詳細
  • 撮影場所
    珈琲専門店 Purecastle珈琲
  • 作品説明
    豊見城市にあるおしゃれな珈琲店。そこには、笑顔の素敵なバリスタさんがいました。初対面でいきなり撮影を依頼した私達を心良く迎え入れてくれました。
    この写真は、常連客らしい女性に笑顔で接待しながら、珈琲を入れているところです。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
写体のバランスも良く、カフェ雑誌にも載っていそうな大胆な構図はクオリティーが高く、必要な情報が上手く撮られた作品です。

嘉数 純 さん
カフェの爽やかな感じが良く、店主の笑顔からこだわりを持っていて、この仕事が好きというのが伝わる作品です

佳作

作品タイトル
思いやり
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 2年
玉元 楓 さん

作品は都合により掲載を控えております。ご了承ください。

詳細
  • 撮影場所
    コザ介護福祉センター 有料ホーム コザ苑
  • 作品説明
    母が働く老人ホームを撮らせてもらいました。利用者のおばあちゃんは手足が上手く使えないので、職員の人が食事を介助していました。服がよごれないように食べさせたり、食べるスピードもちゃんと考えて食べさせたりしており、利用者のことをよく考えているな~と感じました。働く上で、相手のことを思いやることも大切だと学びました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
食事をする姿からは相手のことを思いやる気持ちが写しだされていて、心温まる作品です。

嘉数 純 さん
手前の被写体に惹かれつつも、後ろに座る方の存在感にも惹かれる作品です。

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