第6回 高校生働くヒト写真コンテスト

テーマ「働くヒト」
サブテーマ「未来」

「第6回高校生『働くヒト』写真コンテスト」に多数のご応募いただきありがとうございました。
厳正な審査の結果、受賞作品が決定しました。
2016年10月26日ジェイウォームJOBステーション那覇1Fにて、
第6回高校生「働くヒト」写真コンテストの表彰式を開催しました。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。

審査員

アップルフォトスタジオ 代表者
一級写真技能士
沖縄県写真協会会員
根間 芳和 さん
これまでより作品の質が上がり皆さん上手に撮れていました。様々な職種の写真があり将来、高校生の皆さんも自分が働く姿と照らし合わせられたらと感じました。また、仕事に対して広くこだわりをもって写真で伝えられることを写してほしいと思います。
有限会社 かかず純マーケットデザイン社
代表取締役
沖縄県立芸術大学 非常勤講師
嘉数 純 さん
作品としてはみんな上手く撮れていました今回から「未来」というサブテーマがある中で世の中の現状、さらに踏み込んだ働く姿を写す意味をテーマとしてもたせ、それを伝えていくことが大切だと感じました。
沖縄県立芸術大学 デザイン専攻 教授
専門分野/映像デザイン(写真、ビデオ、アニメーション)
仲本 賢 さん
写真を上手く撮ることだけではなく、いろいろな職業を見ていくことでもっと働くことについて関心を持ってほしいなと思いました。今の高校生たちがこれから10~20年後にどんな仕事をしているのか、どんな写真を撮るのか期待しています。

グランプリ

作品タイトル
真剣
受賞者
沖縄県立知念高等学校 3年
津波古 彩夏
さん

詳細
  • 撮影場所
    沖縄県東部消防組合
  • 作品説明
    東部消防署での写真です。
    私たちのために時間を合わせ、訓練の様子を見せてくれました。
    訓練でも真剣に取り組み汗を流す姿は、すごくかっこよかったです。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
撮影者は最初から伝えたかった部分が定まっていて、消防士の仕事にかける情熱や真剣な眼差し、鼻筋へと流れる汗の緊張感漂う姿に惹かれたんだなと思いました。見る側もはっきりと伝わる印象的な作品です。

嘉数 純 さん
これまで見てきた作品の中で、被写体にここまで寄り、ローアングルから写し出されているのが印象的でした。イメージ広告のようにキャッチコピーを添えたくなるすばらしい作品です。

仲本 賢 さん
とても上手に撮られている作品です。どういう風に撮ればカッコ良く写し出せるのかをわかっていますし、働いている姿をここまで近く撮るというのは凄いと思いました。消防士の表情や鼻先へ流れる汗が真剣な姿だと感じられる作品です。

準グランプリ

作品タイトル
心を込めて
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 2年
石橋 未奈子 さん

詳細
  • 撮影場所
    丸玉製菓
  • 作品説明
    私はタンナファクルーを作っている工場を撮らせてもらいました。
    このおじさんが担当しているのは、丸くくり抜かれた生地を、オーブンで焼くという熱さと戦いながらの作業です。
    一生懸命に働いている姿はすごくかっこいいと思いました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
職人さんだと一目見てわかる立ち姿や熱意が伝わる表情に惹かれる作品です。
長く仕事に向き合うことで、人間性そのものが環境に馴染む姿がよく撮られた作品です。

嘉数 純 さん
工場内や室内で撮影する際にフラッシュを焚いて撮影しますが、こちらの作品は外の光をそのまま使い、タンナファクルーのやわらかな質感や影をそのまま残して撮られていて良い作品だと思います。

仲本 賢 さん
真剣にタンナファクルーを作る姿から、きれいに絵作りされた写真だと感じました。
また、男性の焼けた肌の色から工場の暑ささえも伝わってくる作品です。

優秀賞

作品タイトル
リラックス
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 1年
島袋 鈴奈 さん

詳細
  • 撮影場所
    NATURAL STANDARD
  • 作品説明
    カット前のシャンプーをしているところを撮影しました。
    お湯加減を聞いたりなど、お客さんがリラックスできるよう心がけていました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
お客さんがリラックスしている姿は見る側にも伝わる作品だと思います。
また、撮影者は美容室の静かで独特な雰囲気に惹かれて撮影されたような感じがしました。

嘉数 純 さん
美容師とお客さんの表情がとても良いです。
美容室内の明かりや不思議な雰囲気が醸し出されている作品ですが、逆に背景を切り取り、2人を際立たせた作品にしてみても面白いのではないかと感じました。

仲本 賢 さん
髪を洗っている手さばきがキレイで、リラックスしたお客さんの表情が良いです。
また、美容室内のシックな雰囲気も上手に撮られている作品です。

優秀賞

作品タイトル
ひたむきに
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 3年
玉元 楓 さん

詳細
  • 撮影場所
    幸喜ステンレス工業
  • 作品説明
    溶接作業をしているところを撮りました。
    お父さんが真剣な表情で溶接している姿が生き生きとしててかっこいいなと思い、シャッターをきりました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
溶接器具から放つ光が表情や手先を一層際立たせていてかっこいい写真です。
きれいに絵作りされた構図が印象的な作品だと思いました。

嘉数 純 さん
光の具合からブルー系になる作品ですが、衣服のストライプの柄とも色見がマッチしていて面白いです。また、ローアングルな構図で全体が上手くまとまっている作品だと感じました。

仲本 賢 さん
ピントがしっかりと合っているところや、全体のバランスが良いところから、撮影者ははじめからこの構図で撮りたかったんだなと感じますし、表情も良い作品です。

特別賞

作品タイトル
笑顔のために
受賞者
沖縄県立開邦高等学校 2年
伊良波 梨奈 さん

詳細
  • 撮影場所
    平和通り
  • 作品説明
    平和通りで撮った一枚。この方はお客さんの笑顔のためにやっていると誇らしげに語ってくれました。だからお代もお客さんに決めてもらう、と。
    その姿に私はすごく感動し、働くというのは本当に素晴らしいし、こんなにもたくさんの働き方があるのだなと驚きました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
「働くヒト」というテーマの中で、このような働く姿もあるんだなと、とても新鮮に感じました。私たちが普段見ている風景をごく自然に切り取り、伝えたい情報がしっかりと入っている素晴らしい作品です。

嘉数 純 さん
伝えたい情報がたくさんある中で、あえて四隅に空間を作っているところが上手に撮れて見る側も落ち着いて見れます。
少しアドバイスするならば、被写体がカメラ目線であれば、更に良いですね。

仲本 賢 さん
絶妙なバランスの撮り方が面白い作品です。最近、このような仕事を見かけるようになり、高校生たちの就職の幅が年々広がりをみせているとなと思いましたし、お客さんを喜ばせる究極のサービス業だと感じました。

佳作

作品タイトル
町のはんこ屋さん
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 2年
渡嘉敷 凪 さん

詳細
  • 撮影場所
    津山印房
  • 作品説明
    ゆっくりと時間が流れる町中に佇むはんこ屋さん。
    時折お客さんが来店しては、店主のおじいさんと和やかに会話をしながら買い物をしていきました。
    「注文を受けたはんこは一つ一つ手彫りで作るんだよ」と教えてくれたおじいさんは仕事道具を大事そうに持っては充実したような表情を見せてくれました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
四隅から焼き込みをして中心を明るくすることで人物が映えるように工夫されていて上手に作り込まれた作品です。

嘉数 純 さん
全体の雰囲気が伝わる味のある作品で、着ている服も濃淡がはっきりしていて格好良く、表情もよく撮れている作品です。
個人的には職人さんを撮るならば、手元にピントを合わせた構図も見てみたいと思いました。

仲本 賢 さん
着物や帽子、扱う道具の全てから匠ならではの姿を体現していますし、印鑑を作ってもらいたくなるような風貌がとても良い作品です。

佳作

作品タイトル
髪、のびましたね~
受賞者
沖縄県立浦添工業高等学校 1年
我那覇 日菜 さん

詳細
  • 撮影場所
    NATURAL STANDARD
  • 作品説明
    ある美容院を訪ねた時に、お客さんと楽しそうに会話している美容師さんがいました。
    話しながらなのに、迷いもミスもなくお客さんの髪を切る姿にとても感動しました。
審査員からのコメント

根間 芳和 さん
鏡に写る男性と美容師さんの表情や全体の色合いも良く、バランスや構図がとてもユニークな作品です。

嘉数 純 さん
美容師さんと男性の表情から、会話を楽しんでいるのが伝わりますし、全体の雰囲気が良い作品です。

仲本 賢 さん
テーマに沿って美容師さんにピントを合わせているところが上手いですし、
鏡に映る男性の表情も、作品を見る側へ語りかけているかのようにも見えて、会話を想像できる面白い作品です。

ジェイウォーム賞

作品タイトル
めぐりめぐっておニイサン!
受賞者
学校法人 興南学園 興南高等学校 1年
安座間 かのん さん

詳細
  • 撮影場所
    牧志公設市場 平田漬物店
  • 作品説明
    夏休みの牧志公設市場で撮りました。
    ジュース屋さんを撮影するつもりでしたが、 そのお店が閉まっていてどうしようかウロウロしていると、 隣の漬け物屋さんの、笑顔がすてきなおニイサンが声を掛けてくれ、少しお喋りしました。
    学生時代の学校の話、友達の話、甲子園の話、遊びの話、仕事の話。
    思い出を最近のことのように話すおニイサンは、とても楽しそうで、それが伝わってきました。こうやって、お客さんや観光客と話して楽しさを共有するのも大切な仕事なんだろうな。
ジェイウォームスタッフからのコメント

牧志公設市場の独特な雰囲気や男性の照れ笑いしている表情が印象的な作品でした。
気さくで優しそうな性格が見ただけで伝わってくる写真にすごく魅力を感じ、ジェイウォーム賞に選ばせていただきました。

 

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